8日の米国債は下落。10年債利回りは1週間ぶりの大幅上昇となった。欧州中央銀行(ECB)は毎月の債券購入を減額して量的緩和(QE)を延長すると明らかにした。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後4時15分現在、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上げて2.4%となっている。

  この日はポルトガルやイタリアを中心に先進国の国債が売られた。ECBはQEプログラムの下での債券購入を2017年12月末まで延長するとともに、月々の購入額は来年4月以降、600億ユーロに減らすと発表した。

  5年債と30年債の利回り差(イールドカーブ)はこの日スティープ化し、利回り差は3週間ぶりの幅に拡大した。ドラギECB総裁はデフレのリスクはほぼ消えたと述べ、ECBは来年のユーロ圏のインフレ率予想を1.3%とした。 

ウォール街
ウォール街
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

 

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は14日に政策決定内容を声明で発表する。政策金利が0.25ポイント引き上げられる確率は、ほぼ100%として市場に織り込まれている。JPモルガンのエコノミストは7日付のリポートで、利上げは「ほぼ決定事項」のようだと述べた上で、2017年に2度の利上げを依然として予想していると述べた。

  朝方の米労働省発表によると、3日終了週の週間新規失業保険申請件数は前週比1万件減の25万8000件だった。

原題:Treasuries Decline With Global Bonds as ECB to Slow Asset Buying(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE