スターバックスは、コーヒーを愛する顧客にランチ利用でも来店してもらいたい考えだ。このためフードメニューを拡大する意向だが、暖かい朝食を出してみたらチーズの焼けるにおいが不評を買うなど、過去の試みは何度か不調に終わっている。

  創業者のハワード・シュルツ氏から最高経営責任者(CEO)職を来年引き継ぐケビン・ジョンソン最高執行責任者(COO)によれば、スターバックスは食品カテゴリーを米国での売り上げ全体の約25%に引き上げることを目指している。現在は20%だという。この成否を大きく握るのがランチ客を取り込めるかどうかだが、一部の業界関係者やアナリストらは既に疑問視している。

  38年にわたり飲食サービス業に関わっているコンサルタントのボブ・ゴールディン氏は、スターバックスが「食品分野であとどれだけ意味ある飛躍を遂げることができるのか、甚だ疑問だ」と指摘。「むしろ飲料のイノベーションに焦点を絞った方がいい」と述べる。

  スターバックスは移行期のさなかにある。同社をカフェイン帝国とも呼ぶべき世界的企業に育て上げたシュルツ氏は会長職にはとどまるものの、来年4月3日にジョンソン氏にCEO職を譲る。シュルツ氏は執行会長としてプレミアムブランドの「リザーブ」に力を注ぐ。

  一方でジョンソン氏は食品サービス拡大の陣頭指揮を執る。同氏は7日の投資家を対象としたウェブキャストで、「エレガントな食事体験を重視する必要がある」と説明。これには「フレッシュでヘルシーな要素」も含まれると話した。

原題:Starbucks Plan to Win Lunch Crowd Creates Tough Task for New CEO(抜粋)

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