ドイツ銀行が金と銀の価格操作を行ったと2014年に訴えられ、8カ月前に決着した訴訟の和解条件に基づく情報開示の結果、スイス最大の銀行UBSグループや英銀HSBCホールディングス、ノバスコシア銀行などが、銀相場の操作に関与していたことを示す「決定的な証拠」が見つかったと原告側が主張した。

  マンハッタンのニューヨーク南部地区連邦地裁に原告側が7日提出した文書によれば、トレーダーや数字の申告に携わる担当者らが、トレードをめぐる談合や銀のスポット価格の操作、顧客に提示するスプレッドの不正な調整のための共謀、価格操作を目的とする違法な戦略に関与していたことが、ドイツ銀が提供した記録で明らかになった。

  ドイツ銀の資料によると、UBSのトレーダー2人がドイツ銀のトレーダー2人に直接連絡を取り、市場を操作する方法を話し合っていたことが分かったと原告は主張。トレーダーらは顧客の注文フローに関する情報を共有し、顧客の損切り注文を不適切な形で促したほか、約定を意図しない見せ玉を注文する「スプーフィング」と呼ばれる慣行にも関与したという。
  
  原告側は新たな疑惑に関係する追加提訴の許可を求めており、被告の金融機関は当初訴えられた4行に加えて、米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)と英スタンダードチャータード、BNPパリバ・フォルティス、英銀バークレイズ傘下の部門にも拡大する。UBSとBNPパリバ・フォルティス、HSBC、スタンダードチャータード、ノバスコシアの担当者に疑惑に関するコメントを求める電子メールを通常の営業時間外に送ったが、これまでのところ返答はない。バークレイズとBofAはコメントを控えている。
   

原題:Deutsche Bank Records Alleged to Show Silver-Price Rigging (1)(抜粋)

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