ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の代わりとなる指標金利を選定するため米連邦準備制度理事会(FRB)が設置したグループは来年、代替金利を1つ選定する可能性がある。金利の不正操作問題が多発したLIBORからの移行を図る取り組みに弾みが付きそうだ。

  LIBORの代わりとなり得る指標金利は、2014年にFRBが設置した代替参考金利委員会(ARRC)によって2つに絞り込まれている。同委員会は規制当局者や金融機関で構成されている。

  米財務省で金融市場を担当するダリープ・シン次官補代行は今月5日の電話インタビューで、「来年のある時点で1つの指標金利を委員会に選定してもらいたい」と述べ、「エンドユーザーからの包括的フィードバックを処理するための十分な時間を確保することが重要だ。ユーザーはこの新しい金利を受け入れ、十分な流動性を備えた市場を作る必要があるためだ。目指すのは秩序ある市場主導の移行だ」と語った。

  ARRCの5月20日の報告書によれば、代替指標金利の候補として挙がっているのは、ニューヨーク連銀公表の翌日物銀行調達金利(OBFR)と国債レポ取引に基づく翌日物金利の2つ。

原題:Scandal-Ridden Libor’s Substitute on Tap for 2017, Treasury Says(抜粋)

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