原油を運搬する超大型タンカーの収益は来年、2013年以来の低水準となりそうだ。世界の原油供給過剰の削減に向けた石油輸出国機構(OPEC)による減産決定の余波を受けると予想されている。

  ブルームバーグが海運アナリスト8人を対象に実施した調査の中央値によれば、「VLCC」と呼ばれる200万バレル積みタンカーの来年の利益は1日当たり平均2万5000ドル(約280万円)になる見込み。この水準は、OPECによる11月30日の原油減産の最終合意より前の予想と比較して12%低い。OPECが合意した減産幅は1週間当たりタンカー4隻分に相当する。

  世界最大の船舶ブローカーの投資銀行部門クラークソンズ・プラトー・セキュリティーズのアナリスト、フローデ・モルケダル氏は「これにより海運市場は13年の状況に戻る可能性がある」と指摘。OPECが計画通り日量120万バレルの減産を実施すれば「原油価格上昇と需要後退、取引の減少につながり、用船レートは急落するだろう」と述べた。

原題:Oil Tanker Market Braces for Worst Year Since ’13 as OPEC Cuts(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE