中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングの銀行・決済部門の幹部らが最近、米シリコンバレーを訪れ、投資の可能性を探るとともに、来年にも見込まれる新規株式公開(IPO)に向けた地ならしを行った。

  アリババの金融部門、螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)は中国では圧倒的な存在感を誇り、4億5000万人を超える顧客に資産運用・保険から信用調査・消費者ローンに至るさまざまなサービスを提供している。アントは世界的な企業になるとの野心を抱いているものの、中国以外では依然として好奇心を刺激する程度の存在でしかなく、外国企業から金融情報や資金を得るためには懸命な取り組みが必要となる。

  他の幹部らと共にサンフランシスコを先週訪れたアントの彭蕾執行会長はこうした課題を理解している。彭会長は初となる国際メディアとのインタビューでIPOについて触れ、アントを紹介し、投資家に対する透明性を高め、買収に向けた資金を調達する好機だと述べた。その上で、多く人々はアントを決済の会社としか見てないが、それよりずっと多くを手掛ける会社だと説明した。

  彭会長はアリババがサンフランシスコに置くオフィスで、「これは恐らく私たちの落ち度だ。もっとうまくアントが実際に行っていることを誰にでも知ってもらうようにすべきだ。決済は氷山の一角にすぎず、多くの部分が知られていない」と語った。

原題:Alibaba’s Finance Arm Tours Silicon Valley as It Preps for IPO(抜粋)

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