アボット・ラボラトリーズは7日、診断用医薬品の製造・販売を手掛ける米アリーアを58億ドル(約6600億円)で買収する契約を破棄するため、デラウェア衡平法裁判所に提訴したと発表した。1月の契約締結後に発生した問題でアリーアの価値が大きく損なわれたことを理由に挙げた。

  発表を受け、アリーアの株価は一時11%急落した。アリーアは合併合意に含まれる条件を全て順守したと反論し、アボットの訴訟は全く根拠がないと主張した。

  アリーアは2月、中国とアフリカでの収入認識の問題を理由に証券当局への財務報告の提出が遅れると発表。その後、贈賄疑惑の捜査や請求慣行の問題などで米当局から召喚状を受けたほか、決算修正、製品の回収など悪材料が相次いだ。

  アボットはこれら問題がアリーアの先行き見通しの重大な変化に相当するとし、契約を破棄する権利があると主張している。デラウェア衡平法裁判所の規則に基づき、編集を施された訴状のコピーが今月後半に公表される。

原題:Abbott Files Suit to Terminate $5.8 Billion Alere Purchase (2)(抜粋)

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