7日の米国株式相場は続伸。主要株価指数は1カ月ぶりの大幅上昇となり、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均はいずれも過去最高値を更新した。大統領選挙後の上昇相場に通信株と不動産銘柄が加わった。トランプ次期米大統領が高い医薬品価格を批判したことから、医療株は下落。バイオテクノロジー企業の指数は10月以来で最大の下げとなった。

  S&P500種株価指数は前日比29.12ポイント(1.32%)上昇の2241.35。ダウ工業株30種平均は297.84ドル(1.55%)高い19549.62ドル。ナスダック総合指数は1.14%上昇。

  シンク・マーケッツの首席市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「投資家の間でリスク資産への意欲が強くなっており、ますます強気な賭けに出ようとする動きは止められない」と指摘。「最大の関心事は、世界一の経済大国である米国がトランプ式エコノミクスを背景に勢いを増しそうなことだ」と述べた。

  S&P500種のセクター別11指数ではヘルスケアのみが下落。ファイザーは1.2%下げ、ダウ平均銘柄で下落率トップとなった。

NY証取トレーダー
NY証取トレーダー
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  8日には欧州中央銀行(ECB)の政策委員会が控えている。イタリア国民投票の結果がドラギ総裁の量的緩和にどう影響するかが注目されている。米国では来週14日に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。金利先物市場は利上げの確率を100%として織り込んでいる。

  ナショナル・アライアンス・キャピタル・マーケッツの国際債券責任者、アンドルー・ブレナー氏は「次の大型イベントは明日のECB会合だ」とリポートで指摘。「ECBは量的緩和の縮小や、終了への言及、ハト派的な手がかりを残さないことで債券自警団を刺激するようなことは望まないだろう。仮にそうなったとしても、市場は大丈夫だと思う」と述べた。

  S&P500種は年初来で9.7%の上昇。ダウは12%の値上がり。

原題:U.S. Indexes Rise to Records as Bond Rout Eases Ahead of the ECB(抜粋)
S&P 500, Dow Jones Set Records as Telecom, Tech Stocks Rally(抜粋)

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