メキシコ国境に壁を建設するというトランプ次期米大統領の選挙期間中の公約について、政権移行チームのデニス・ロス下院議員(共和、フロリダ州)は、実際の壁である必要はないとの見解を示した。

  ロス議員は「『壁』というのは国民の理解を助け、説明するための表現だ」とし、「実際の意味は『治安対策』だ。フェンスの可能性もあるし、越境を防ぐための監視態勢ということもあり得る。本当の壁という意味ではない」と述べた。

  議会におけるトランプ氏の最側近でさえ、この公約を再定義しようと努めている。多くは1933マイル(約3111キロメートル)あるメキシコ国境への壁建設は費用が掛かり過ぎ、非現実的だと考えており、大半の不法移民はフェンスのほか、国境警備員やドローンを増やすことで阻止可能だと主張している。ライアン下院議長は4日、最も理にかなうアプローチを採用するよう提案した。

  CBSの番組「60ミニッツ」で下院議長は、「特定の地域に必要な対策は、その現地の状況で決まる」と述べた。

原題:Trump’s ‘Wall’ at Mexico Border Vanishing as GOP Lawmakers Bolt(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE