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●日本株は続伸、金利上昇期待と為替安定-金融や輸出、電力買われる

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  東京株式相場は続伸。継続的な金利上昇期待と前日の欧米金融株の上昇が材料視され、銀行や証券株が高く、円安基調の中で安定する為替動向を好感し、自動車や電機など輸出株、海運株も上げた。アナリストの指摘で燃料高による業績懸念が後退した電気・ガス株は業種別上昇率のトップ。

  TOPIXの終値は前日比13.42ポイント(0.9%)高の1490.62、日経平均株価は136円15銭(0.7%)高の1万8496円69銭。TOPIXは1月5日以来の高値。

  三井住友アセットマネジメントの金本直樹シニアファンドマネージャーは、「景気循環が回復にある中、米国や日本で財政も発動されることから、成長は少し加速していくだろう」と指摘。欧州の景気自体も悪くないとし、「ECBの金融政策で振り回されたくないと市場は感じている。ECBを前にした金融株の強さは、デフレ下で金利が低下する従来のトレンドから金利が上昇するステージに変わったことを先んじて示している」との見方を示した。

  東証1部の売買高は24億66万株、売買代金は2兆6920億円。値上がり銘柄数は1483、値下がりは422。東証1部33業種は電気・ガスや銀行、証券・商品先物取引、海運、輸送用機器、その他金融、鉄鋼、電機など29業種が上昇。電気・ガスは、野村証券が燃料高による業績への過度な懸念は不要と指摘した。水産・農林や医薬品、ゴム製品、食料品の4業種は下落。

  売買代金上位では、孫正義社長がトランプ次期米大統領と会談したソフトバンクグループが大幅高。三菱UFJフィナンシャル・グループやキヤノン、東京電力ホールディングス、アルプス電気、三菱自動車も買われ、大和証券が投資判断を上げたりそなホールディングスも高い。半面、大型の企業合併・買収(M&A)戦略のターゲットがアナリストからネガティブ視されたKDDIは安く、NTTドコモやSMC、ミネベア、ダイキン工業、塩野義製薬も売られた。

●債券上昇、日銀オペ結果や潜在需要が支え-30年入札警戒で超長期軟調

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  債券相場は長期債中心に上昇。前日に長期金利が10カ月ぶり高水準を付けたことで投資家需要が強まったことに加えて、日本銀行が実施した長期国債買い入れオペも支えとなった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比4銭高の150円43銭で始まり、150円40銭まで伸び悩んだ。すぐに持ち直し、午後に入ると日銀オペ結果を受けて水準を切り上げ、150円59銭まで上昇。結局は18銭高の150円57銭で引けた。

  三井住友アセットマネジメントの深代潤グローバル戦略運用グループヘッドは、日銀の国債買いオペについて、「倍率は高めに見えるが、前回が下がっていたというのがあって、レギュラーベースに戻ったという感がある」と説明。午後の相場上昇につながったとしている。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.045%で開始し、午後に入ると買いが優勢となり、1ベーシスポイント(bp)低い0.035%を付けた。

  超長期債は安い。新発20年物の158回債利回りは一時2bp高い0.52%と3月以来の水準まで上昇した。新発30年物の52回債利回りは1.5bp高い0.64%、新発40年物の9回債利回りは2.5bp高い0.755%まで売られ、ともに11月25日以来の高水準を付けた。

  日銀はこの日、今月3回目の長期国債買い入れオペを実施。残存期間「1年超3年以下」が4000億円、「3年超5年以下」が4200億円、「5年超10年以下」が4100億円、「物価連動債」が250億円と、いずれも前回と同額だった。

●ドル・円は114円前半、株高で小じっかり-GDP下振れで豪ドル下落

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=114円台前半で小じっかり。世界的な株高を背景にドル買い・円売り圧力が掛かったものの、ドルの上値は限られた。

  午後3時36分現在のドル・円は前日比0.2%高の114円27銭。朝方に114円31銭と2日ぶり高値を付けた後伸び悩んだが、下値は固く、午後に再び114円30銭まで強含んだ。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、株も小じっかりでドル・円は底堅く、イタリア国民投票のネガティブな影響も落ち着いていることから「下方向のモメンタムもない」と指摘。基本的には来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文や経済予測を待っている状況とした上で、「節目の115円は近いが、よほどの確信や材料がないと115円に向けてドルを買い上がるのは難しい状況。目先はレンジの動きが続きそう」と話した。

  豪ドルは下落。7-9月の豪国内総生産(GDP)が予想を上回るマイナス成長となったことを受け、対ドルで一時0.6%安の1豪ドル=0.7417ドルまで値を下げた。豪ドル・円は一時0.5%安の1豪ドル=84円67銭前後まで下落。売り一巡後は下げ渋った。

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