英銀スタンダードチャータードは、英国の正式な欧州連合(EU)離脱プロセス開始後のEU内における法律上の本拠地をダブリンとすることを検討している。同行の計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  検討内容は非公開だとして関係者のうち2人が匿名を条件に述べたところによれば、同行はアイルランド当局にダブリンでの子会社設立とEU全域での事業免許取得について打診している。最終決定はなされていない。代替地としてフランクフルトを本拠として選択する可能性について、ドイツ当局とも話し合いをしていると関係者の1人は説明した。

  スタンダードチャータードは「顧客のために市場アクセスを確実にすることを重視」しており、EU加盟国の離脱手続きを定めるリスボン条約第50条の発動までの「今後数カ月における展開を見守る一方で、計画立案と準備を最大化させる」とコメント。「現時点で何も決定されていない」としている。

  関係者によると、スタンダードチャータードはグローバル本部をロンドンから移す計画はない。

原題:Standard Chartered Said Weighing Dublin for EU Base After Brexit(抜粋)

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