7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ソフトバンクグループ(9984):前日比6.2%高の7387円。孫正義社長がトランプ次期米大統領と6日に会談し、米国で新興企業に500億ドル(約5兆7000億円)を投資して5万人の雇用を創出する見通しを明らかにした。事情に詳しい関係者1人によると、この投資資金はソフトバンクが10月に発表した1000億ドル規模のテクノロジーファンドから拠出される。ソフトバンク傘下の米携帯電話事業者スプリントの株価は6日、前日比1.5%高の8.17ドルで終了。孫氏の投資表明がいずれはディールに発展し得るとの観測が広がったTモバイルUSは1.8%高。

  マネックスグループ(8698):8.6%高の317円。JPモルガン証券は6日、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に上げた。足元の株式売買代金水準を反映し、2017年3月期の純利益予想を10億7300万円から12億700万円、 来期を63億900万円から64億6900万円に増額。来期は新システム稼働によるコスト削減効果も考慮した。第4四半期に売買代金が大きく落ち込まず、新システムへの移行が無事進めば、 株価はさらに上昇する可能性があるとの見方も示した。

  KDDI(9433):3%安の2854.5円。インターネット接続事業大手のビッグローブとニフティを総額1000億円程度で買収する可能性を日本経済新聞電子版が6日午後に報道したことについて、モルガン・スタンレーMUFG証券は、大型の企業合併・買収(M&A)戦略のターゲットが地道なインターネットプロバイダーだったのかと指摘。株価への影響については若干ネガティブな反応を予想した。成長が見込みにくい成熟分野での投資が今後も続けば、市場の期待を裏切る恐れがあるともみる。

  りそなホールディングス(8308):3.1%高の610.1円。大和証券は6日、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」、目標株価を480円から650円に上げた。足元で想定以上の円安や米国の金利高が進み、来年に向け日本銀行の金融政策見直しの期待が浮上する可能性があると指摘。国内業務に特化する同行は収益に占める国内資金利益の構成比が高く、 大手行中でも円金利の上げ下げに対する収益・株価の感応度が大きいと分析した。17年3月期純利益は、上方修正された銀行側の計画1700億円を達成し、来期は年間20円への増配を期待するとしている。

  関西ペイント(4613):1.9%高の2028円。欧州塗料メーカーのヘリオスグループの買収を6日に発表。有利子負債などを含む取得対価は700億円。メリルリンチ日本証券は、手薄だった欧州市場での販路拡大によるシナジー効果を見込み、ポジティブと評価。のれん代の発生は見込まれるものの、来年の年間営業利益に30億-40億円は貢献するとみる。

  チェンジ(3962):4%高の4160円。同社が扱うブラックベリーのモバイルセキュリティーソフトウエア製品のライセンスを伊藤忠商事から36カ月間の長期で受注した、と7日午前に発表。自社開発のモバイル業務アプリに同製品のセキュリティーを組み込んだのは、伊藤忠が国内初の事例という。

  VOYAGE GROUP(3688):3.7%高の972円。電子商取引(EC)領域の取り組み強化のため、イオングループで家事支援事業を展開するカジタク社と業務提携すると6日に発表。家事支援サービスのインターネット販売を行うため、同事業を運営する完全子会社のVOYAGE NEXUSを8日に設立する。

  トプコン(7732):4.9%高の1796円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は6日、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に上げた。円安で下期以降の業績改善を予想するほか、3次元眼底像撮影装置(3D-OCT)の「Maestro」が米食品医薬品局(FDA)から認可され、アイケア事業も安定成長性が高まったと分析。17年3月期の営業利益予想を90億円から98億円に(会社計画95億円)、来期を106億円から118億円に増額した。

  共英製鋼(5440):1.8%安の2093円。クレディ・スイス証券は6日、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」、目標株価を2180円から2130円に下げた。鉄スクラップやビレット(鋼片)などのコスト上昇で、今期業績に下振れリスクが出てきたと分析。値上げを打ち出すが、契約と売り上げにタイムラグがあり、高水準な棒鋼在庫のため今期中には原料高を吸収できない可能性があるとの見方を示す。

  エス・エム・エス(2175):5.7%安の2660円。海外での新株発行と自己株処分で約69億円を調達する、と6日に発表。MIMSグループ買収のための借入金の一部返済に充当する。1株価値の希薄化が懸念された。

  鳥貴族(3193):2.1%安の2312円。11月の既存店売上高は直営店ベースで前年同月比2.7%減少した、と6日に発表。前年実績割れは17年7月期に入り初めてで、5月以来。11月は社内行事を行った影響で1日休業、この影響は2.9ポイントマイナスだったと説明。1-15日は30周年記念キャンペーンで値引きも実施した。

  アイル(3854):3.5%安の844円。8-10月(第1四半期)営業損益は3800万円の赤字になった、と6日に発表。前年同期は7600万円の黒字だった。案件の大型化で納期が長期化し、売上高は微減。積極的な人員強化による開発費用や人件費などの増加が響いた。

  サンケン電気(6707):7.2%高の568円。メリルリンチ日本証券は6日付で目標株価を390円から720円に引き上げた。車載用、白物家電向けの半導体需要の増加や米子会社アレグロの業績好調を評価、上期がコンセンサスを上回り業績への信頼感が回復し、今後は来期に向けた回復を織り込む展開になるとみる。17年3月期の営業利益予想は会社計画と同じ70億円、来期は93億円から105億円、再来期は117億円から125億円に増額した。投資判断「買い」を継続。

  アライドアーキテクツ(6081):11%高の2230円。企業の越境ECを支援する「CoolChangeプラットフォーム」を運営するアイディール社と資本・業務提携を行ったと7日に発表した。現地でのテストマーケティングや販売チャネルの確立などの総合的な業務支援とマーケティング支援を合わせ、効果的で効率的なソリューションの共同展開を目指す。

  システムリサーチ(3771):3.7%高の1958円。13日に東証2部から1部に指定になると6日に発表。流動性の向上などが期待された。

  イントラスト(7191):家賃債務や医療費用などの保証サービスを手掛ける同社が7日、マザーズ市場に新規上場した。公開価格の630円に対し初値は36%高の854円。終値は753円。

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