根拠の不明確な医療記事を掲載したなどとして、まとめサイトの閉鎖に追い込まれたディー・エヌ・エー(DeNA)の守安功社長は7日、都内で記者会見し、謝罪した。同社は第三者委員会を設置し、問題の原因を調査する。

  守安氏は「全ての関係者に多大なる迷惑と心配をかけた。心よりおわびする」と謝罪。問題を防ぐ体制を確立することができなかったとして、「会社への信頼性が揺らいでいる。もう一度、世間に納得してもらえる企業に生まれ変わることが大事だ」と話した。

  一緒に会見した創業者で会長の南場智子氏は、批判が企業風土や組織のあり方に及んでおり「ただただ、残念で申し訳ない」とし、「経営者として不覚だった」と述べた。

  閉鎖したのは、運営する10サイト全て。医療関連のまとめサイト「WELQ(ウェルク)」には、専門家による監修を受けていない根拠が不明確な記事を掲載していた。ウェルク以外のサイトについても、マニュアルなどに他サイトからの転用を勧めているととられかねない文章があったという。

  まとめサイトは、中長期の成長に向けた収益源と位置付けられてきた。同社はこの事業で2016年10ー12月期に黒字化、18年3月期中に四半期単位で10億円の利益を上げる目標を掲げていたが、問題の発覚を受けて断念した。事態への対処が遅れ混乱を招いたとして、守安社長の月額報酬の30%を6カ月減額する。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE