ドイツのメルケル首相は、イスラム教徒の女性衣装「ブルカ」など顔全体を覆う衣装の着用禁止を呼び掛けた。首相として4選への支持を自ら率いる与党「キリスト教民主同盟(CDU)」に求める中で、これまでの寛容な移民受け入れ政策への批判に応えた形だ。

  首相は6日エッセンで開かれたCDU党大会で、ブルカ禁止に対しこれまでで最も強い姿勢を示し、移民が将来押し寄せるような事態からドイツを守るとも発言した。党大会に集まった党員代表者らから拍手と歓声を浴びたが、代表者の投票によるCDU党首としての支持は89.5%。2年前の96.7%から低下し、首相就任以降で最低を記録した。

  首相は「顔全体を覆うことはドイツには適しない。禁止するのが妥当だ」と主張。2015年に推定89万人がドイツへの亡命を申請するなどの大規模な移民の流入について、「二度と繰り返されるべきでない」と語った。

Angela Merkel, at the CDU party conference in Essen, Germany
Angela Merkel, at the CDU party conference in Essen, Germany
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

原題:Merkel Backs German Full-Veil Ban in Pitch to CDU Members (2)(抜粋)

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