証券取引等監視委員会は6日夕、モルガン・スタンレーMUFG証券に課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告したと発表した。同証の自己売買取引で西武ホールディングス株式の相場操縦が認められたため。課徴金額は2億1988万円。大手証券または外資系証券に対する相場操縦での同納付勧告は初めて。

  発表によると、同証のトレーダーが、買い付ける意思がないのに多数の買い注文を発注し、株式の売買が繁盛であると誤解させて相場を変動させようとしたことなどが認められた。他の投資家の注文を誘引し、先に発注していた売り注文にあてて売り抜け、その後見せかけの注文を取り消すなどしていた。

  相場操縦を行っていたのは2015年9月24日から10月6日、10月13日から10月19日の合計14取引日。

  モルガン・スタンレーMUFG証券では「この度の勧告を真摯(しんし)に受け止め、内部管理体制の一層の強化を図っている。今般の事態に至ったことは誠に遺憾(いかん)であり、心よりおわび申し上げる」などとするコメントを発表した。

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