韓国の国会は6日、朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑の解明に向け聴聞会を開き、主要企業のトップが証言した。サムスン電子の事実上のトップである李在鎔副会長に議員らの質問が集中した。

  李副会長は韓国最大の企業であるサムスンで支配的な地位を固める一方、これまで公の場に出ることをほとんど避けてきた。国会聴聞会の模様はテレビで生中継され、李副会長以外に現代自動車グループやロッテグループのトップも出席した。

  李氏(48)は聴聞会で、サムスン電子は政治的な便宜を見返りとする寄付はしていないと述べた。ただ、自身が朴大統領と面会したことや、大統領の友人である崔順実被告の娘の馬術訓練に使われた10億ウォン(約9700万円)相当の馬をサムスンが提供したことを認めた。

  李副会長は議員らに対し、面会を終えて去る際に大統領が金を要求しているとは理解していなかったと説明した。

  米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが反対したサムスン関連企業の合併計画について、崔被告が韓国の国民年金公団に賛成票を投じるよう圧力をかけ、その見返りとしてサムスンが同被告に賄賂を提供したとの疑いがある。検察当局は11月にサムスン電子の社屋や国民年金公団の事務所を家宅捜索した。李副会長は議員らに対し、崔被告をいつ知るようになったか覚えていないと答えた。

原題:Samsung’s Lee in Crosshairs as Korea Grills Tycoons on Scandal(抜粋)

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