ニュージーランドでは辞意を表明したキー首相の後任に3人の閣僚が名乗りを上げ、次期首相の座をめぐる争いが火ぶたを切った。

  党首選への出馬の意向を表明したのはビル・イングリッシュ副首相兼財務相、ジョナサン・コールマン保健相兼スポーツ・娯楽相、ジュディス・コリンズ警察相。3閣僚は6日、ウェリントンで開かれた国民党の議員総会終了後に意向を確認した。12日の議員総会でキー首相の後任が選出される。キー首相は5日に突然辞意を表明した。

  後継者争いはコールマン保健相とコリンズ警察相が、キー首相の側近で26年間の政治経験があるイングリッシュ財務相に挑む構図。国民党は約1年前の総選挙で50%の支持を獲得し、経済は先進国で最も好調な部類に入る。

  イングリッシュ財務相は記者団に対し、「より力強い経済パフォーマンスを実現して成長の恩恵を国民全体に行き渡らせると同時に、厄介な社会問題への対応に取り掛かる素晴らしい機会が存在する」と述べた。これに対しコールマン保健相は国民党を「変えたい」との考えを示し、コリンズ警察相は「厳しい決断ができる」指導者が国民党には必要だと述べた。

ビル・イングリッシュ氏
ビル・イングリッシュ氏
Photographer: Mark Coote/Bloomberg

  イングリッシュ財務相(54)は2008年に選出されたキー政権の下で進めれた経済改革の大部分を立案し、手堅い手腕で知られている。1990年に議員となり、2006年から副党首。

原題:New Zealand Faces Contest for Prime Minister After Key Quits (2)(抜粋)

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