スイス銀行2位クレディ・スイス・グループのティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)は7日、ウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)を重視する戦略に関する最新の情報を投資家に伝える予定だが、今後予想される厳しい業績を切り抜けるため、追加のコスト削減策の公表を迫られることになりそうだ。

  スイス紙シュバイツ・アム・ゾンタークが情報源を明らかにせずに報じたところでは、クレディ・スイスは、スイスでさらに最大1300人を減らすと今週発表する可能性がある。ニュースブログのインサイド・パラデプラッツは複数の匿名の関係者からの情報を引用し、アジアの人員が10%削減されることもあり得ると先月伝えていた。

  クレディ・スイスは報道に関するコメントを控えている。

  GAMホールディングのダニエル・ホイゼルマン氏(チューリヒ在勤)は「ティアム氏は業績目標を発表した後、それが非常に厳しくなり、世界が変わってしまったと発言した。コストへのさらに深い切り込みを開始するタイミングだ」と指摘した。同氏が運用に携わる資産にはクレディ・スイスの株式が含まれている。

  ティアムCEOが地理的ラインに沿って業務を再編し、スイス部門の新規株式公開(IPO)を実施する計画の概要を昨年10月に最初に発表して以降、同行の株価は41%下落。3つの地域部門とグローバル・ウェルスマネジメント、アジア・太平洋部門、スイスのユニバーサルバンクの利益目標を投資家は疑問視している。

  クレディ・スイスが実施した調査結果(2日付)によれば、スイスのユニバーサルバンクの2018年税引き前利益は21億スイス・フラン(約2372億円)にとどまり、同行が目標に掲げる23億スイス・フランに届かないとアナリストらは分析した。

原題:Credit Suisse Seen Cutting More Costs as Revenue Growth Elusive(抜粋)

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