著名投資家ビル・グロース氏が運用者だった時代に世界最大の投資信託だったパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の「PIMCOトータル・リターン・ファンド」は、顧客による資金引き揚げやリターンの不振が響き、アクティブ運用債券ファンドの資産ランキングで2位に後退している。

  ブルームバーグの推計によれば、PIMCOトータル・リターンの運用資産は11月末時点で785億ドル(約8兆9200億円)に減少。11月のリターンはマイナス2.6%で、投資家は約20億ドルを引き揚げた。2013年4月のピーク時に比べると運用資産は73%減少している。一方、PIMCO出身の3人が運用する「メトロポリタン・ウェスト・トータル・リターン・ボンド・ファンド」は12月2日時点で794億ドルと首位に浮上した。

  11月8日の米大統領選でドナルド・トランプ氏が予想外の勝利を収めた後の金利急上昇を受け、債券ファンドから資金が流出している。米投資信託協会(ICI)によれば、利用可能な最新データである10月27日から11月22日の4週間に課税対象債券ファンドから推計46億ドルが引き揚げられた。

  メトロポリタン・ウェスト(メットウェスト)を09年に買収したTCWグループの広報担当ダグ・モリス氏とPIMCO広報担当のアグネス・クレーン氏はいずれもコメントを控えた。

  ブルームバーグの推計によると、投資家はメットウェストの同ファンドから11月に約4億ドルを引き揚げた。11月のリターンはマイナス2.1%。

  PIMCOとメットウェストのファンドの資金フロー推計は、パフォーマンスや配当再投資では説明されない資産の変化に基づく。この数字は実際の数値や他のデータ提供者が集計した推計とは異なる可能性がある。

原題:MetWest Tops Pimco Total Return as Largest Active Bond Fund (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE