イタリアの国民投票で憲法改正が否決された後の5日の市場で、ユーロは上昇に転じ、欧州株も前週末を上回って推移。イタリアの政治混乱による影響は抑えられている。

  改憲否決とレンツィ首相の辞意表明を受けてユーロはドルに対して一時1年8カ月ぶり安値となったが、持ち直した。イタリアの銀行株は下げているものの欧州株は上昇。

  英国の欧州連合(EU)離脱選択(ブレグジット)、米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利を経て、市場には世界に広がる反体制の機運への備えができていたもようだ。MPPM・EKのトレーディング責任者、ギレルモ・ヘルナデス・サンペレ氏は「ブレグジットの後、市場が立ち直るのに3日かかった。トランプ氏勝利の後は3時間だった、イタリアの衝撃からは3分で回復した」と話した。

  ロンドン時間午後11時57分現在、ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.0706ドル。一時は1.5%安となっていた。ストックス欧州600指数は0.8%高。一方、イタリアの銀行ポポラーレ・ディ・ミラノとウニクレディトは4.7%以上下げた。

原題:Euro Gains With Stocks as Italy Vote Absorbed in ‘Three Minutes’(抜粋)

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