国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は2日、グローバル化の支持者らは、狭い地域の貿易協定に基づく市場開放を推し進めたり、取り残されたと感じている人々を助ける新たな手法を生み出す必要があるとの考えを示した。

  ラガルド氏はニューヨークでブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューに応じ、「脱グローバル化に向けた動きがないことを本当に望んでいる」と話し、それと同等に「異なる顔を持ち、その過程で人々を排除しないグローバル化に向けて進んでいく必要がある」と指摘した。

  同氏は「新たな枠組みが考案されなければならない。地域もしくは2国間の協定と互換性のある十分に魅力的な手法で、提案がなされることを望んでいる」と語った。

  トランプ次期米大統領がインフラ向け支出を増やす方針を打ち出していることについて、ラガルド氏は歓迎すべき兆候だとしながらも、トランプ政権下で米経済がどのように推移していくかを予測するのは「時期尚早」だと述べた。

  ラガルド氏は英国が「ハード」な欧州連合(EU)離脱に向かっていることへの懸念を強めているとも言明。「あらゆるノイズやあらゆるコメント、あちこちでのあらゆるこうした小さな姿勢が、われわれがまだハードな英EU離脱を見続けていることを示しているようだ」と説明した。

  同氏によれば、英国の欧州との新たな関係に関する交渉は2年以上を要する可能性が高く、交渉をめぐる不確実性が金融セクターを中心に英経済を覆っている。

原題:Lagarde Says Globalization Needs to Have a More Inclusive ‘Face’(抜粋)

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