米シティグループは大方の資源価格が来年、好調になるとの見通しを示した。世界経済成長が回復する上、市場を悩ませていた供給過剰問題がようやく解消され、投資マネーがさらに流入するという。

  シティは電子メールで配布したリポートで世界経済成長率が2016年の2.5%から17年には2.7%に高まると予想し、向こう半年から1年の原油と銅、亜鉛、小麦それぞれの相場見通しに強気な見方を示した。一方、石炭と鉄鉱石については弱気で、今年のアウトパフォーマンスは偶然だと指摘した。

  ブルームバーグ商品指数は今年1月に25年ぶりの安値に沈んだ後、回復基調を見せている。供給過剰だった原油市場はバランスを取り戻しつつあり、非鉄金属は需要増加観測で値上がりしている。シティは少なくとも7月以降、17年の資源価格について楽観的で、先月にはゴールドマン・サックス・グループも4年ぶりに資源のポジションを「オーバーウエート」とするよう推奨した。

  シティのエド・モース氏らアナリストはリポートで、「商品市場は全般に、今世紀最初の10年の価格高騰に誘発された供給過剰状態からようやくバランスを取り戻しつつある」と指摘した。

  ブルームバーグ商品指数は中国の景気減速や銅や原油などの供給過剰が響いて昨年まで5年連続で下落したが、今年これまでは11%上昇している。
  

原題:Citi Makes a Clarion Call for Commodity Bulls With 2017 Outlook(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE