フランスの資産運用会社アムンディは、イタリアの銀行ウニクレディトからパイオニア・グローバル・アセット・マネジメントを買収する最有力候補であることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。パイオニアは最高35億ユーロ(約4200億円)と評価されている。

  関係者によると、アムンディは近くパイオニア買収に合意する見通しだが、ポステ・イタリアネやアニマ・ホールディング、カーサ・デポジティ・エ・プレスティティで構成されるイタリアのコンソーシアムと競合している。交渉は部外秘だとして関係者らは匿名を条件に明らかにした。関係者の1人によれば、最終合意にはまだ達しておらず、憲法改正の是非をめぐり4日実施された国民投票の結果を受け市場が混乱すれば、買収提案が前進しない可能性もあるという。

  英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道によると、アムンディはパイオニア買収で30億ユーロ強を支払う見込み。運用資産約2260億ユーロのパイオニアを傘下に収めることができれば、アムンディにとって過去最大の企業買収となり、世界の資産運用会社で上位に食い込める。株価が年初来で59%下落しているウニクレディトにとっても、パイオニア売却は信頼回復に必要な措置。同行は資本増強も検討しており、12月13日に公表予定の経営計画に盛り込む見通し。

原題:Amundi Said to Be in Lead to Buy UniCredit’s Pioneer Unit (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE