トランプ次期米大統領は4日、中国が反発するリスクを冒して台湾の蔡英文総統と電話会談を行った自身の決定に対する中国政府の批判をはねつけ、対抗姿勢を示した。

  トランプ氏は1660万人に上る自身のツイッターのフォロワーに向け、誰と話すべきか対話すべきでないか中国から指図されることはないとコメント。大統領選の選挙戦で訴えた中国への不満の幾つかをあらためて表明した。

トランプ氏
トランプ氏
Photographer: Drew Angerer/Getty Images

  同氏は「中国が人民元の価値引き下げについて(米企業が競争上、厳しくなる)、あるいは中国に輸出される米製品に高率の税を課すこと(米国は中国製品に課税していない)、南シナ海の真ん中に大規模な軍事施設を建設することについて、われわれに許可を求めただろうか。私はそうは思わない」と投稿した。

  トランプ氏は中国を為替操作国に指定するほか、同国からの輸入品に45%の関税をかけると主張してきた。

  三菱東京UFJ銀行のグローバル市場調査東アジア責任者クリフ・タン氏(香港在勤)は、「トランプ氏が任期のごく早い時期に中国を為替操作国に指定すると、われわれは予想している」と述べた。

  香港市場のオフショア人民元は5日、0.12%安の1ドル=6.8785元と3営業日ぶりに反落。トランプ氏が大統領選で予想外の勝利を収めてからの下落率は1.2%となった。

原題:Trump Takes On China in Tweets on Currency, South China Sea (3)(抜粋)

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