ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が打ち出すユーロ圏経済を刺激するための量的緩和(QE)策は、次が最後になるかもしれない。

  8日のECB政策委員会でドラギ総裁は資産購入プログラムを月800億ユーロ(約9兆6000億円)の現行ペースで延長することを発表する見込みだ。ブルームバーグが調査した大半のエコノミストはこう予想している。回答者のうちの4分の3は、QEのテーパリング(段階的縮小)が2017年遅くに始まると想定している。

  政策当局者の間では超緩和的スタンスのリスクと限界を強調する声が強まっており、資産購入プログラムの縮小をめぐる議論が近づいていることが示唆されている。

  オックスフォード・エコノミクスのロンドン在勤エコノミスト、ベン・メイ氏は「ECBは月800億ユーロの資産購入プログラムを現行の終了予定日から6カ月延長するだろう。とは言うものの、ユーロ圏の基準からすれば経済は引き続き健全なペースで成長しており、全体および中核的なインフレ率は2017年に着実に上昇する可能性が高い。ECBの主要な非伝統的な政策パッケージは12月が最後になるとわれわれはみている」と述べた。

  11月28日ー12月2日に調査したエコノミスト53人のうち89%が、8日の政策委終了後にECBが新たな刺激策もしくはQEの変更を発表すると見込んでいる。

原題:Draghi Seen Ready for One More QE Sprint in ECB Stimulus Finale(抜粋)

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