ドナルド・トランプ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総裁と電話で会談した。前例のない動きで、台湾を中国の一部だとする中国の反発を招くことは必至だ。

  トランプ氏の政権移行チームは声明を配信し、蔡総統がトランプ氏の大統領選当選に祝意を示したほか、両者が米国と台湾の「緊密な経済、政治、安全保障関係を確認した」 と説明。米国は台湾を国家として認めず、首脳間の直接的なやりとりも行わないとする長期的政策を取ってきたが、今回の電話会談がこの政策を変更する前触れとなるかは声明には示されていない。

  トランプ氏はこの後ツイッターで、「台湾総統が大統領選勝利を祝福するために、きょう私に電話をくれた。ありがとう!」とコメントした。

  今回の電話会談は、来年1月20日の大統領就任に向け準備する中でトランプ氏が直面する最初の大きな外交問題に発展する恐れがある。米国は1979年に中国と国交を樹立して台湾と断交したが、その後も武器輸出などの面で台湾と親密な関係を維持している。

原題:Trump Speaks to Taiwan Leader in Move Likely to Offend China (3)(抜粋)

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