2日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対円などで下落。11月の雇用統計が労働市場の強さについてまだら模様の状況を示したことから、売りが優勢になった。

  11月の米雇用者数は前月から伸びが加速。また労働力人口の減少を背景に失業率が下がり、9年ぶり低水準となった。賃金は予想外に低下した。非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比17万8000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。前月は14万2000人増と、速報値の16万1000人増から下方修正された。家計調査に基づく11月の失業率は前月から0.3ポイント低下し4.6%となった。

  TDセキュリティーズUSAの金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏(ニューヨーク在勤)は「統計は強弱まちまちだったが、12月の利上げ観測が変わる可能性は低い。まちまちから弱めの数字が並んだことを考えると、2017年の利上げに対する市場の織り込み具合は短期的に変わらず、もしくは多少低下すると思われる」と語った。

  ニューヨーク時間午後3時37分現在、ドルは対円で前日比0.4%下げて1ドル=113円69銭。対ユーロではほぼ変わらずの1ユーロ=1.0662ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%下げた。

原題:Bonds Rise, Dollar Falls, Stocks Fluctuate on U.S. Jobs Report(抜粋)

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