マレーシアはオンショア為替市場でのヘッジの柔軟性を拡大する。同国中銀は投機を抑制しようと11月に行動したものの、通貨リンギットは1998年以来の安値に向けて急落した。

  マレーシア中銀は2日の声明で、国内外の資産運用担当者に投資資産の最大25%について外貨エクスポージャーの管理を認めると発表した。この措置により、オンショア市場に「外貨の流動性が常にある」ことを確実にできるという。

  また同中銀は、輸出企業が外貨建てで保持できるのは輸出利益の25%までとする方針も示した。これを超える額の保持には許可が必要になる。従来は利益の100%保持できた。中銀では、輸出利益の両替で発生する外貨をオンショア市場の流動性確保に活用する考え。この変更は5日から適用する。

  マレーシアは先月、オフショアのノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場の取引を抑制する措置を打ち出したが、投資家心理を傷つけ、リンギットは過去1カ月で6%下落した。この下落率はアジア通貨の中でもっとも大きい部類に入る。12月1日のクアラルンプール市場では1ドル=4.4707リンギットまで売られ、約18年前のアジア通貨危機のさなかに付けた過去最安値まで0.2%に迫った。

  同中銀のザイラニ総裁補はクアラルンプールで記者団に対し、中銀としてオンショア為替市場に介入していると語った。

原題:Malaysia to Ease Onshore Hedging Rules as Currency Slides (1)(抜粋)

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