ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が緊張緩和に向け、再び米中間の橋渡し役を務めている。1972年のニクソン米大統領訪中で大きな役割を果たしたキッシンジャー氏は現在93歳だ。

  米大統領選挙期間中に中国に対し厳しい姿勢を示してきたドナルド・トランプ氏が当選を果たし、政権準備を進める中で、中国の習近平国家主席はトランプ氏が大統領就任後にどのような対中政策を実際に推し進めるのかを見極めようとしている。

  キッシンジャー氏はニューヨークでトランプ氏と会談した2週間後、中国の指導者と会うために北京に飛んだ。キッシンジャー氏と中国側との話し合いは非公開だが、次期米政権が貿易や領有権をめぐる問題で対中強硬姿勢を強めるかどうか、中国側は探りを入れている。

キッシンジャー氏と王岐山氏(12月1日)
キッシンジャー氏と王岐山氏(12月1日)
Photographer: Yao Dawei/Xinhua via Getty Images

  中国国営の新華社通信によれば、キッシンジャー氏は1日、習主席肝いりの汚職撲滅運動を主導する王岐山氏と会談した。王氏は中国共産党の序列6位。キッシンジャー氏は米中関係の健全な発展に貢献したいと述べたと新華社は伝えている。

原題:China, Grappling With Trump, Turns to ‘Old Friend’ Kissinger(抜粋)

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