2日の香港株式市場でハンセン指数が下落。週間ベースでも値下がりした。11月の米雇用統計が同日発表されるほか、週末にはイタリアの国民投票も控えている。カジノ銘柄が下げの中心。米市場で売られた流れを引き継ぎ、テクノロジー株も軟調だった。

  ハンセン指数は前日比1.4%安の22564.82で終了。前週末比では0.7%下落した。香港上場の中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は前日比1.1%安。

  カジノ運営のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団、27 HK)とサンズ・チャイナ(金沙中国、1928 HK)はいずれも3.9%を超える値下がり。マカオ当局は入境の際、所持金が12万パタカ(約171万円)を上回る旅行者に申告を義務付ける可能性があると、マカオラジオテレビ(澳門広播電視、TDM)が報じた。

  インターネット企業テンセント・ホールディングス(騰訊、700 HK)も下落し、8月12日以来の安値で取引を終えた。

  京華山一国際の調査責任者キャスター・パン氏(香港在勤)は「現時点で投資家はリスクオフに傾いており、市場のモメンタムはあまり強くない」と指摘。マカオの所持金申告ルールに関する報道で、「カジノの富裕層向けビジネスが打撃を受ける」との懸念が浮上しており、「11月のカジノ収入が市場予想を上回ったにもかかわらず、株価は下落している」と分析した。

  中国本土市場の上海総合指数は前日比0.9%安。深圳総合指数は同1.7%安で引けた。

原題:Hong Kong Stocks Slide Ahead of U.S. Jobs Data; Casinos Plunge(抜粋)

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