ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が人工股関節「ピナクル」の不具合を隠していたとして患者が同社を訴えていた訴訟で、テキサス州ダラスの連邦地裁陪審は同社に10億ドル(約1140億円)余りの賠償義務があると認定した。ピナクル関連の訴訟で同社2回目の敗訴となった。

  連邦地裁陪審は1日、ピナクルを製造するJ&Jのデピュー部門の関係者が同製品に欠陥があることを認識しながら、不具合を起こすリスクについて医師や患者への適切な警告を怠ったと判断。裁判所への提出書類によると、評決では原告6人に対する実質的損害賠償3000万ドル余りと10億ドル超の懲罰的損害賠償が認められた。

  J&Jはピナクルをめぐりなお9000件近くの訴訟を抱えている。米食品医薬品局(FDA)による人工股関節の規制強化を受け、J&Jは2013年に同製品の販売を中止した。

  J&Jのデピュー部門は同製品の設計と試験を適切に行ったと広報担当ミンディ・ティンズリー氏が発表資料でコメント。J&Jとデピューは同資料で、控訴する強い根拠があると主張した。

原題:J&J Ordered to Pay Record $1 Billion for Faulty Hip Implants (3)(抜粋)

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