トランプ次期米大統領の政権移行チームの執行委員会メンバーで、スカイブリッジ・キャピタル創業者のアンソニー・スカラムーチ氏は、トランプ氏が輸入関税率引き上げも辞さないとしていることに関し、貿易協定で米国に一段と有利な条件を勝ち取るための交渉材料だと語った。

  スカラムーチ氏は1日、「次期米政権は自由で公正な貿易を信じている」としつつも、「モノ・サービスの輸出入の均衡が取れるよう、より公平な取引を目指して何か論争が生じた場合、次期政権はある種の交渉材料として関税を賦課する用意がある」と述べた。

  スカラムーチ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じたもので、「われわれとしては『アメ』から始めたい。誰に対してもこの点は非常に明確にしておきたい」とコメントした。

  トランプ氏の上級顧問や次期政権への閣僚起用が決まった人々の一部は、米国内の製造業再生と雇用確保を狙った同氏の政策が貿易戦争を引き起こすのではないかとの懸念を和らげようとしており、スカラムーチ氏の発言もこうした動きを受けた形だ。

原題:Trump Talk of Higher Tariffs a Bargaining Chip, Scaramucci Says(抜粋)

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