スターバックスをコーヒーチェーンの世界的ブランドへと育て上げた創業者のハワード・シュルツ会長兼最高経営責任者(CEO)がCEO職をケビン・ジョンソン社長兼最高執行責任者(COO)に譲ることになった。

  ジョンソン社長は7年前にスターバックス取締役に就任し、2015年に社長兼COOとなった。来年4月3日付でCEOに就任する。シュルツ氏(63)は常勤会長としてとどまり、高級コーヒー「リザーブ」を中心に提供するチェーンの展開に力を注ぐ。

  シュルツ氏は1日、退任が発表された後の電話会議で、「私は社を去らない。しかしジョンソン氏とそのチームが経営責任を担う」と述べた。

  ジョンソン氏(56)は昨年、事実上ナンバー2となって以降、CEOの後継候補とみられていた。しかし、シュルツ氏退任のニュースで投資家は動揺し、スターバックスの株価は米市場時間外取引で一時12%安を付けた。多くの株主や顧客にとって、シュルツ氏はスターバックスそのものだった。同氏の下、スターバックスはこの30年間で70の国・地域に店舗展開する世界最大のコーヒーチェーンに成長した。

  技術系企業に長年関わってきたジョンソン氏のCEO起用は、スターバックスのイノベーション重視の姿勢を示す。同社はここ数年、モバイルアプリなどのハイテクサービスを用いて売り上げ拡大を図っており、ジョンソン氏が社にシリコンバレーの精神をもたらすことを期待している。

原題:Starbucks’ Schultz Handing Reins to Lieutenant Kevin Johnson (1)(抜粋)

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