石油輸出国機構(OPEC)による8年ぶりの原油減産は、世界的に過剰となっている在庫を通常の水準に戻し、原油価格が1バレル=60ドルを上回る水準に上昇する道筋を付けようとするものだ。

  OPECのバルキンド事務局長は1日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、原油在庫の増加は価格下落を意味するが、OPECによる11月30日の「画期的な」最終合意により世界の在庫減少が加速すると予想。9カ月以内に、OPECの合意により在庫は通常の水準に近づき、原油価格は70ドルまで上昇する可能性があるとの見方をベネズエラのデルピノ石油鉱業相は示した。

  OPECは11月末の総会で9月にアルジェリアの首都アルジェで合意した減産の枠組みを十分に実行するための最終合意に達し、懐疑派を驚かせた。原油生産を日量約120万バレル減らし同3250万バレルとするとともに、ロシアからも来年同30万バレル減産する約束を取り付けた。国際エネルギー機関(IEA)は、合意により世界の石油需給は2017年の早い時期に再び均衡すると予想している。

  バルキンド事務局長は「アルジェ合意以降、われわれの目標はOPEC非加盟国との協調を促進し、在庫の縮小を加速させることだった」と説明。「在庫は引き続き価格を圧迫しており」、OPECの全加盟国は価格の上昇を望んでいると述べた。
  
原題:OPEC Focuses on Shrinking Stockpiles to Pave the Way for $60 Oil(抜粋)

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