1日の外国為替市場でトルコ・リラは一段安となり、ドルとユーロに対して過去最安値を更新した。

  リラは1ドル=3.50リラを抜けて下落し、年初来の下落率は17%に達した。新興国通貨ではアルゼンチンとメキシコ通貨に次ぐ大幅な下げ。予想に反するトルコ中央銀行の先週の利上げでもリラ安にさほど効果をもたらさなかったが、今回のリラ下落で中銀に介入を求める圧力が強まりつつある。

  TDセキュリティーズの新興市場調査責任者クリスチャン・マッジオ氏(ロンドン在勤)は、経済指標の悪化と「深刻な」政情に言及した上で、「トルコは現在、国内外の両方でテールリスクに最もさらされている国だ」と指摘。「中銀が利上げ以外に通貨を防衛できないことが市場には分かっている。このため市場が優位に立っている」と分析した。利上げにはエルドアン大統領ら政治家が反対している。

  リラはドルに対して一時2%安の3.5063リラとなった。対ユーロでも1ユーロ=3.7184リラと過去最安値を更新した。

題:Turkish Lira Drops to Record as Central Bank’s Resolve Tested(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE