1日の米国株式相場は総じて下落。特にテクノロジー銘柄が売られた。一方、銀行やエネルギー株は上昇した。

  S&P500種株価指数は0.4%下げて2191.08。一方、ダウ工業株30種平均は68.35ドル(0.4%)上げて19191.93ドル。テクノロジー銘柄の比重が高いナスダック100指数は1.6%下落した。

  テクノロジー株は米大統領選挙後の株高の流れから取り残され、伸び悩んでいる。トランプ次期米政権の顔ぶれが金融セクターの規制緩和を示唆するとの観測から、金融株は買いを集め、指数は2008年2月以来の高値に押し上げられた。石油株も高い。石油輸出国機構(OPEC)が減産で最終合意したことが好感された。その一方で、トランプ次期政権の貿易政策は大型のテクノロジー企業を不利にする可能性があるとして懸念されている。

NY証取のトレーダー
NY証取のトレーダー
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  アップルが「iPhone(アイフォーン)7」向けの発注を減らし始めたとのデジタイムズの報道に反応し、テクノロジー株は大きく下げた。半導体株は4.6%下落した。IBMやマイクロソフトはいずれも安い。

  マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツ(ペンシルベニア州ベスレヘム)の最高投資責任者(CIO)、ビル・シュルツ氏は「赤字拡大に伴い金利が上昇する可能性がある。それが一部の金利変動に敏感なセクターには圧力をかけている」と述べ、「その半面、石油関連がこの日も堅調で、インフラ投資の恩恵を受けるとみられる銘柄も上昇している」と続けた。

  景気の強さや利上げ時期を見極める上で投資家の関心は2日発表の米雇用統計に移っている。金利先物市場が示唆する12月利上げの確率は100%。11月初め時点では68%だった。

  自動車株は上昇。ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターが高い。両社の月間自動車販売は市場予想を上回った。

  エネルギー株は続伸。コノコフィリップス、マラソン・オイルが買いを集めた。OPECは前日に8年ぶりに減産に合意した。

  一方、ダラー・ゼネラルは下落。第3四半期利益・売上高がアナリスト予想を下回ったことが嫌気された。BEエアロスペースも安い。米ロックウェル・コリンズによる64億ドルでの買収案についてアクティビスト(物言う株主)のスターボード・バリューが再考するよう求めている。

原題:U.S. Stocks Retreat as Tech Shares Plunge, Banks Add to Gains(抜粋)

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