1日の欧州債市場では、ドイツ国債と英国債がいずれも下落した。30年間続いた債券の強気相場は、劇的な終わり方をしそうだ。

  ドイツ10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.34%。英10年債利回りも6bp上げて1.47%となった。

  ブルームバーグ・バークレイズ・アグリゲート・トータルリターン指数は11月に4%低下。指数算出開始の1990年以後で最大の下げとなった。金額ベースでは1兆7000億ドル(約194兆円)が消えた。石油輸出国機構(OPEC)が減産合意に至ったことを受けてインフレ見通しが高まり、債券相場はこの日も軟調に推移している。

  トランプ次期米大統領が表明している減税やインフラ投資の政策が債券から株へのシフトを引き起こした。世界の株式市場の時価総額は11月に6350億ドル増えた。

  米当局が利上げを加速させる見通しやインフレ期待の上昇、米国以外の中央銀行が国債購入を減らす観測と、債券の上昇相場が終わる理由には事欠かない。

  日興アセットマネジメント(オーストラリア)の金利・為替担当チーフ・グローバル・ストラテジスト、ロジャー・ブリッジズ氏は「債券強気相場が終わりを迎えたと大勢の人が考え始めている」と述べた。

原題:Global Bonds Suffer Worst Monthly Meltdown as $1.7 Trillion Lost(抜粋)

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