30年間続いた債券の強気相場は、劇的な終わり方をしそうだ。

  ブルームバーグ・バークレイズ・アグリゲート・トータルリターン指数は11月に4%低下。指数算出開始の1990年以後で最大の下げとなった。金額ベースでは1兆7000億ドル(約194兆円)が消えたことになり、これも過去最大だ。

  次期米大統領となることになったドナルド・トランプ氏が表明している減税やインフラ投資の政策が債券から株へのシフトを引き起こした。世界の株式市場の時価総額は11月に6350億ドル増えた。

  米当局が利上げを加速させる見通しやインフレ期待の上昇、米国以外の中央銀行が国債購入を減らす観測と、債券の上昇相場が終わる理由には事欠かない。

  日興アセットマネジメント(オーストラリア)の金利・為替担当チーフ・グローバル・ストラテジスト、ロジャー・ブリッジズ氏は「債券強気相場が終わりを迎えたと大勢の人が考え始めている」と述べた。同氏は米10年国債利回りが来年1月に2.7%に達する可能性があるとみている。

  米10年債利回りは11月に56ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。ロンドン時間12月1日午前7時3分(日本時間午後4時3分)現在は2.38%。

原題:Global Bonds Suffer Worst Monthly Meltdown as $1.7 Trillion Lost(抜粋)

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