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●日経平均が年初来高値、米統計良好とOPEC減産-資源や輸出、金融

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  東京株式相場は続伸し、日経平均株価は年初来高値。雇用関連指標の好調を受け米国の景気改善やインフレ期待が広がり、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意も好感された。業種別上昇率上位を鉱業、石油の資源株が占め、証券や銀行など金融株、輸送用機器など輸出株も高い。

  TOPIXの終値は前日比13.84ポイント(0.9%)高の1483.27、日経平均株価は204円64銭(1.1%)高の1万8513円12銭。日経平均は大発会の1月4日に付けた年初来高値(1万8450円98銭)を11カ月ぶりに更新した。

  りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケット・ストラテジストは、「原油価格急騰に伴うリスクオンの動きが顕著。米国でエネルギーや海運業が活発化し、米経済が良くなる恩恵を日本企業が受ける」との見方を示した。

  東証1部33業種は鉱業、石油・石炭製品、証券・商品先物取引、保険、銀行、海運、鉄鋼、機械、卸売、輸送用機器、ガラス・土石製品、不動産、非鉄金属など26業種が上昇。空運やゴム製品、パルプ・紙、水産・農林、陸運、医薬品、食料品の7業種は下落。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、野村ホールディングス、国際石油開発帝石、スズキ、第一生命ホールディングス、日東電工、JXホールディングスが高い。ゴールドマン・サックス証券が強い買い推奨にしたNTN、住友化学から飼料添加物メチオニンの製造装置の建設を受注した日揮は急伸。半面、ソニーやブリヂストン、アステラス製薬、日本航空、オリックス、JR九州、旭化成は安い。

●債券下落、米金利先高警戒感で-10年入札は弱めも需要根強いとの見方

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  債券相場は下落。米長期金利の先高警戒感などから売りが先行し、10年債入札結果が予想を下回ったことを受けて下げ幅を拡大する場面があった。半面、日本銀行の長短金利操作を背景に金利上昇は限定的との見方から、次第に買いが優勢となり、相場は下げ渋った。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比17銭安の150円39銭で取引を開始。午後に150円33銭まで下げたが、その後4銭安まで下げ幅を縮め、結局6銭安の150円50銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、10年債入札について、「若干弱めだが、外部環境の割には無難な内容だった」と指摘。「日銀が前日に発表した12月のオペ運営方針で買い入れ額を維持したことが相場の大きな支えになっている面がある」とし、「今月は大量償還もあり、久々のプラス利回りで買いニーズが出てきやすい」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2ベーシスポイント(bp)高い0.035%と、11月25日以来の高水準で開始した。いったん0.02%まで戻した。10年債入札の結果発表後に0.03%まで売られたが、再び0.02%で推移している。

  財務省がこの日実施した10年利付国債(345回債)の入札の結果によると、最低落札価格は100円59銭と、市場予想100円64銭を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.78倍と前回4.35倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は8銭と前回1銭から拡大した。平均落札利回り0.032%、最高落札利回り0.040%と、ともに2月以来のプラスとなった。

●ドル・円が2月来高値、OPEC減産合意でリスク選好-一時115円接近

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が一時9カ月半ぶり高値まで上昇し、1ドル=115円に接近した。前日の石油輸出国機構(OPEC)の減産合意や良好な米経済指標を受け、リスク選好の動きが先行。その後は週末に米雇用統計やイタリア国民投票を控えて、ドル高・円安が一服した。

  午後3時50分現在のドル・円は114円02銭前後。午前9時前には前日のニューヨーク時間に付けた高値(114円54銭)を突破し、一時114円83銭と2月16日以来の水準までドル買い・円売りが進んだ。その後は徐々に上値が重くなり、午後には113円84銭まで値を下げる場面が見られた。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、OPEC減産合意は事前にネガティブな報道が続いたためポジティブに作用したとし、「この上昇を買えていない人も多いとみられ、ドル・円は上がりやすくなっている」と指摘。115円トライが焦点となるが、「心理的節目という以外に要素なく、特に手掛かりなくてもモメンタムだけで115円乗せを達成する可能性もあるだろう」と話した。

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