中国企業による海外企業買収の最近の過熱ぶりには世界各地で反対が起きているが、ここへきて中国当局もその抑制に動き出しつつある。

  人民元の下落圧力を強める資本流出急増への懸念が中国当局の間で強まっている。当局者は海外企業買収に過度に熱心な企業が実力以上のことをしかねないとの不安も募らせる。こうした中、当局は100億ドル(約1兆1400億円)以上の極めて大きな投資案件(メガディール)を原則として認めない計画だ。事情に詳しい複数の関係者が今週明らかにした。

  同関係者によると、当局は国有企業による10億ドル以上の不動産購入や、買い手の中核事業ではない領域での大型買収にも制限を加える。

  UBSグループでアジア地域担当の買収・合併(M&A)責任者を務めるサムソン・ロー氏(香港在勤)は「現在の世界的な政治情勢の中、中国の買い手にとって状況は一層厳しくなるだろう」と述べた。

原題:China’s Global Shopping Spree Sparks Opposition at Home, Too (1)(抜粋)

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