クレディ・スイス・グループが顧客数十人の口座を凍結した。同行は隠し資産の報告に協力すると約束しており、米国人顧客が保有資金を米内国歳入庁(IRS)に隠していないかどうかを見極めるため異例の措置を講じた。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれば、IRSに報告されていない口座の実際の所有者が米国人かどうかを確認するため、同行は電話番号や委任状などを検証している。こうした口座を通じた顧客活動の全ては現在、行内グループの承認が必要になるという。

  米司法省はクレディ・スイス・グループの銀行子会社クレディ・スイスをめぐり、1人の米国人顧客が保有していた約2億ドル(約230億円)相当の申告されなかった資産について、同行が報告を怠った理由を探るため捜査を強化している。この米国人顧客は11月4日、IRSを欺くために共謀した罪を認める答弁を行った、と事情に詳しい複数の関係者が語った。

  別の関係者によると、クレディ・スイス側は隠し口座の存在は管理の過失によるものであり、犯罪行為ではないことを示したい意向。

  クレディ・スイスの広報担当ドミニク・ゲルスター氏と米司法省のニコル・ナバス氏は11月30日、口座凍結についてコメントを控えた。

原題:Credit Suisse Said to Freeze Accounts in Search for U.S. Assets(抜粋)

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