1日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  原油関連:国際石油開発帝石(1605)が前日比10%高の1193円、石油資源開発(1662)が12%高の2611円、JXホールディングス(5020)が7.5%高の468.9円など。石油輸出国機構(OPEC)が11月30日に開催した総会で8年ぶりの減産で最終合意に達し、ニューヨーク原油先物が前日比9.3%高と9カ月ぶりの大幅高となった。原油関連企業の収益押し上げなどが期待された。東証1部33業種の上昇率で1位は鉱業、2位が石油・石炭製品。

  ソフトバンクグループ(9984):2.4%高の6874円。ゴールドマン・サックス証券は30日付で強い買い推奨の「コンビクション・リスト」に採用した。半導体設計会社の英ARMの成長が再加速する可能性やそのシナジー、米携帯電話サービス子会社スプリントの業績回復、中国アリババを含めた投資先の価値拡大などの可能性を考えると株価は魅力的と指摘。目標株価は9050円とした。

  日揮(1963):8.1%高の2040円。住友化学(4005)が愛媛県新居浜市で計画しているメチオニン製造装置の建設工事を受注したと1日に発表。契約金額は非公表。関連装置などの需要を見込む買いが入った。

  NTN(6472):5.6%高の453円。ゴールドマン・サックス証券は30日付で強い買い推奨の「コンビクション・リスト」に新規採用した。機械セクターで為替感応度が最も高いのは軸受企業だが、その中でもNTNの投資妙味が特に大きくなっている、と指摘。2018年3月期営業利益予想を340億円から400億円に上方修正、目標株価も450円から560円に引き上げた。

  パルプ・紙:日本製紙(3863)が1.9%安の1940円、レンゴー(3941)が2.1%安の663円、北越紀州製紙(3865)が1.8%安の644円など。メリルリンチ日本証券は、足元の需給バランスや円安に伴う原燃料コスト増加転換のリスクが拡大しているとして、製紙業界への慎重な投資姿勢を強調した。特に印刷用紙の需給環境は原燃料コスト増大を転嫁できる状況にはなく、18年3月期に向けて深刻なスプレッド縮小となる可能性があると指摘。

  ACCESS(4813):4.5%安の643円。2-10月期営業損益は1800万円の赤字だった。海外ソフトウエア事業などの赤字が継続している。 

  住友ゴム工業(5110):1.2%安の1867円。ゴールドマン・サックス証券は30日付で投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。原材料価格の上昇を懸念したほか、完成車メーカーやブリヂストン(5108)に対し為替感応度小さく、円安メリットが限定的と分析した。

  パラマウントベッドホールディングス(7817):5.3%高の4410円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は30日付で目標株価を4290円から5460円に引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」で継続。要介護2の高齢者を介護保険による福祉用具サービスの対象から外す方針は見送られる可能性が高く、介護保険は現行制度の継続と予想した。

  住友化学(4005):4%高の544円。30日開催の経営戦略説明会を受け、野村証券ではタッチセンサーパネル需要が中国の有機ELスマートフォン向けで好調な点はポジティブな印象、と指摘。飼料添加物のメチオニンの能力増強では、伊藤忠商事と提携して販売面でのリスクヘッジを行う点などが説明された、とも指摘した。

  信越化学工業(4063):2.1%高の8639円。野村証券は、信越化の金川千尋会長の投資家説明会での発言から塩ビや半導体シリコンの需要好調を確認したと30日付リポートで報告。投資判断「買い」を継続した。

  ジェイテクト(6473):4.5%高の1913円。ゴールドマン・サックス証券は30日付で投資判断を「売り」から「中立」に、目標株価を1300円から1750円に引き上げた。急激に為替が円安基調へ方向転換し、収益性が徐々に低下傾向に転じる可能性は低くなったと指摘。営業利益率は来期以降、おおむね横ばい圏を維持するとの見解に変更した。

  ダイフク(6383):2.5%高の2266円。みずほ証券は目標株価を2250円から2600円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。大型液晶関連や有機EL関連など各事業セグメントの受注回復感が強まる傾向と指摘、18年3月期営業利益予想を230億円から235億円に引き上げた。17年3月期予想は216億円(会社計画210億円)。

  関東電化工業(4047):6.6%高の1013円。東海東京調査センターは投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1070円から1500円に引き上げた。   
 
  オエノンホールディングス(2533):3.9%高の267円。発行済み株式総数の2.87%、金額で5億4000万円を上限に1日から自社株買いを実施すると30日に発表。

  小僧寿し(9973):30円(35%)高の115円ストップ高。焼き肉店「牛角」などをフランチャイズ展開するアスラポート・ダイニング(3069)と資本・業務提携することを決議したと30日に発表。アスラポトと共同して「小僧寿し」「茶月」のリブランドとフランチャイズパッケージの開発などに取り組む。

  アデランス(8170):6.9%安の672円。投資ファンド・インテグラルの子会社が10月17日から実施していた株式公開買い付け(TOB)が終了したと11月30日に発表した。アデランス株は現在東証の監理銘柄(確認中)に指定、今後一連の手続き実施後に上場廃止となる見込み。

  トリケミカル研究所(4369):3.2%安の2177円。10月までの9カ月累計決算を30日に発表。このうちの8ー10月期営業利益は前年同期比7.8%減の1億6600万円だった。いちよし経済研究所では、上野原第2工場の立ち上げ費用が想定以上にかさみ、同研究所予想の2億8000万円を下回ったと分析。

  アスクル(2678):2.1%安の4030円。6ー11月期営業利益は前年同期比3割減の約30億円となったもようと1日付の日本経済新聞朝刊が報道。先行投資がかさみ3年ぶりの減益見込みという。

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