米資産家スティーブン・コーエン氏が外部投資家の資金運用を再開できるまであと1年少しとなるのを前に、同氏率いるSACキャピタル・アドバイザーズはインサイダー取引事件関連の最後の主要訴訟で和解に達した。

  コーエン氏(60)とSACキャピタルは、インサイダー取引で損失を被ったと主張する製薬会社エランの株主グループに対し、1億3500万ドル(約154億円)を支払うことに同意した。コーエン氏が率いていたヘッジファンド運用会社SACは米史上最大のインサイダー取引捜査の標的だった。今回の和解で、同社を相手取った最後の大きな訴訟が決着する。

  米証券取引委員会(SEC)との合意に基づき、外部資金の運用を2018年まで禁じられているコーエン氏は、インサイダー取引不祥事を乗り越え、積極的なヘッジファンド運用を再開するかどうか検討している。

  エラン株主との和解により、コーエン氏はインサイダー取引事件で禁錮9年の刑に服しているマシュー・マートマ受刑囚との関係について証言を強いられる事態が回避されることになる。審理は来年1月開始の予定だった。和解はマンハッタンの連邦地裁の承認が必要。

原題:SAC Capital to Pay $135 Million to End Last Insider Case (1)(抜粋)

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