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米地区連銀経済報告:経済は大半の地区で引き続き拡大

米連邦準備制度理事会(FRB)が30日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済は10月初め から11月半ばにかけて拡大が続き、インフレはほとんど見られなかった。小売売上高が伸びたほか、不動産市場やビジネスサービス企業で活動が上向いた。

  ベージュブックでは「見通しは主として前向きだった」とし、12地区のうち半分が「緩やかな成長を予想した」と記された。今回のベージュブックは、11月18日までに入手した情報を基にクリーブランド連銀がまとめた。

  ベージュブックは「7地区で労働市場環境の引き締まりが報告され、概して緩慢な雇用の伸びが見られた」と説明。「各地区で価格全般に関して若干の上向きの圧力が指摘された」とした。

  雇用市場はシカゴ地区で競争が非常に強まりつつあり、「どのスキルレベルにおいても、欠員を埋めるのがますます難しくなりつつある」と説明。建設工事に関しては、労働者を見つけるのが困難になっていることから作業に遅れが生じたという。ベージュブックによれば、クリーブランドやアトランタ、カンザスシティー、ダラス、サンフランシスコなどの地区も労働者の不足を報告した。

  今回のベージュブックでは、8日の米大統領選への言及も散見される。リッチモンドとセントルイスでは、「大統領選をめぐる不透明感が影響」し、自動車販売の動きが弱まった可能性があると分析。またクリーブランドは、大統領選に伴う「不安」が影響し、求人や人材あっせんが減少したと報告した。

  賃金については「過去4回のベージュブックと同様、賃金の伸びは全般的に緩慢だった」と表現。ドル高は幾つかの地区で、製品需要の拡大に対する向かい風になっていると指摘した。

原題:Fed Says U.S. Economy Continued to Expand Across Most Regions(抜粋)

(第3段落以降に内容を追加し、更新します.)
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