コンテンツにスキップする

米フェイスブックは偽ニュースの正確さ調べる必要ない-デップナー氏

  • コンテンツを統制すべきではないとアクセル・シュプリンガーCEO
  • 規制求めるメルケル首相の立場と対照的

米フェイスブックにニュースの正確さの検証を求めればメディア業界が発信する意見の多様性が損なわれ、効果は裏目に出るだろうと、ドイツのメディア企業アクセル・シュプリンガーのトップが指摘した。米大統領選で出回った虚偽の情報をめぐる議論に一石を投じた格好だ。

  アクセル・シュプリンガーのマティアス・デップナー最高経営責任者(CEO)は29日に放映されたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、フェイスブックは報道機関ではないとした上で、報道機関はニュースの正確性に責任を持つべきで、政治家はソーシャル・ネットワークをメディア企業として規制すべきだとの声に抵抗すべきだと語った。

Mathias Doepfner

マティアス・デップナー氏

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  元ジャーナリストであるデップナー氏はフェイスブックについて、不正な投稿を削除すること以外に「コンテンツ面の責任を取るべきではない」と指摘。 「辣腕(らつわん)編集者のような役割を果たすべきだという考え方はすなわち、フェイスブックが世界的なメディア独占企業への転身を図るということで、それは間違った方向だ」と述べた。

  デップナー氏の発言はドイツのメルケル首相と対照的だ。同首相は4期目を目指し、確立したメディアの脅威となる非伝統的なニュース発信源に対抗する方法を探っている。同首相は先週、ソーシャル・ネットワークで流れるヘイトスピーチなどのコンテンツ規制に支持を表明した。これはドイツや他の欧州諸国で支持を拡大しているポピュリズムを抑え込むことにつながる。

  フェイスブックは第三者の調査機関に協力を求めるなど、社としての偽ニュース拡散対策を進めていると、マーク・ザッカーバーグCEOは19日に自社サイトへの投稿で説明している。

原題:Facebook Fake News Doesn’t Need Policing, Publisher Says (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE