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NY外為:ドルが対円で上昇、GDP好感-月間で09年来の大幅高

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29日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で上昇。7ー9月期の米国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたため、ドル買いが優勢になった。ただ、月末のポートフォリオ調整を警戒してその後は伸び悩んだ。

  力強い米経済成長の兆候を受けて金融引き締めペースが加速するとの見方から、ドルは対円で月間ベースで2009年以来の大幅高になる勢いだ。ドルは11月に入って7%余り上昇。トランプ次期大統領がリフレ政策を取るとの観測が強まっている。金利先物市場は米金融当局が12月に利上げを実施した後、来年も利上げを続けるとトレーダーが見ていることを示唆している。

  ドルは対円で4日以降の3週間に約20年ぶりの大幅高となった。商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなど大口投機家のドル買い越しは2月以来の高水準。

Dollar Bets Climb

  BNPの外為戦略世界責任者、スティーブン・セイウェル氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ドルは上昇するだろう。そして、その動きは対円で最も顕著になると考える」と発言。「政策の違いや金融政策の差が最も大きいのは、日米間になるだろう」と述べた。

  BNPは対円のドルが来年第1四半期末に115円、同年末に128円に上昇するとみている。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.4%上げて1ドル=112円38銭。対ユーロでは0.3%安い1ユーロ=1.0650ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。

  トロント・ドミニオン銀行の通貨戦略欧州責任者、ネッド・ランペルティン氏(ロンドン在勤)は「大統領選後、この3ー4週間はトランプ氏の政策を見越したリフレ取引になっているが、それに特に敏感なのが対円でのドルだ」と話した。ただ、「市場が手放しの楽観論で政策シフトを歓迎する時期は過ぎた」と続けた。
  

原題:Dollar Heads for Biggest Monthly Advance Against Yen Since 2009(抜粋)
USD Sheds Early Gain, Month-End Flow Awaited; Busy December Seen(抜粋)
USD Climbs After GDP Revised Up, Recoups Monday Drop(抜粋)

(相場を更新し、第3段落以降を加えます.)
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