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米国債:10年債続伸、GDP受けた下げから反転-月末買い期待

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29日の米国債市場では10年債が続伸。米国内総生産(GDP)の上方修正に反応して午前中下げていたが、午後に入り月末特有の買いへの期待から上げに転じた。

  朝方発表された7-9月(第3四半期)の米実質GDPは前期比年率3.2%増と、2年ぶりの大幅な伸びとなった。速報値は2.9%上昇だった。ブルームバーグがまとめた予想中央値は3%増。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.29%。

  米国債市場では30日にかけて、デュレーション(平均残存期間)延長を目的とした月末特有の買いやリバランスの動きを背景にボラティリティが高まる可能性がある。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのストラテジスト、ボリス・リャビンスキ氏は、通常なら年金基金によるリバランスは月末より2-5営業日前に行われるが、先週は祝日があったことからリバランスが今週にずれ込んだと指摘した。

  ソシエテ・ジェネラルのストラテジストらは28日、米大統領選でのドナルド・トランプ氏の予想外の勝利を受けた米国株上昇・米国債下落という動きにより、今月末のリバランスの規模は641億ドルと過去2年で最高になると予想されると指摘。ただ、そのうち推定369億ドルについては既に済んでおり、残りは約272億ドルだとしている。

  10年債利回りはこの2日連続で低下したが、クレディ・スイスは全般的な上昇傾向は終わっていないとみている。プラビーン・コラパティ氏らクレディ・スイスのアナリストは29日付のリポートで、「小休止したあと、トランプ次期大統領の経済政策が明瞭さを増すにつれて債券の売りが再開されると見込んでいる」と分析。10年債利回りは2017年半ばに約2.8%、同年末までに3%と予想した。この予想は、「深刻」な外部ショックがないと想定した基本シナリオだとしている。

原題:Oil Falls Below $46 Before OPEC Meeting; U.S. Stocks Resume Gain(抜粋)
原題:USTs Erase Declines Amid Expectations for Month-End Buying(抜粋)
原題:USTs Face Volatility Risk From Monthly Rebalancing Flows(抜粋)
原題:Move to Higher Yields Not Done; 10Y Yield 2.8%-3%: Credit Suisse(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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