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欧州株:薄商いの中を反発-OPEC総会とイタリア国民投票を控え

29日の欧州株式相場は反発。指標のストックス欧州600指数は前日に3週間ぶり大幅安となっていた。石油輸出国機構(OPEC)総会とイタリア国民投票を控えて薄商いの中、銀行株の反転が株価指数を押し上げた。

  銀行株指数は5営業日ぶりに値上がりし、イタリアのUBIバンカやインテーザ・サンパオロが大きく上げた。スイスの製薬会社アクテリオンは10%高の急伸。米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が買収提示額を上乗せしたと伝えられたことが手掛かり。

  総会を前にOPEC加盟国間の不協和音で原油が値下がりし、石油・ガス株が売られた。一方、燃料安への期待から、IAGやエールフランス・KLMなどの航空株が買われた。

  ストックス600指数は前日比0.3%高の340.95で引けた。この日は方向感のない取引に終始。最近は薄商いの状況で、この日の出来高は30日平均を16%下回った。

  ライファイゼン・キャピタル・マネジメント(ウィーン)の株式部門責任者、ヘルベルト・ペルス氏は「今週いっぱいは出来高が少なく、欧州株のボラティリティは続くだろう」とし、「多くの投資家らはイタリアの国民投票に備えて投資を控えている。非常に重要なOPEC総会があるため、原油価格が上下動している。石油関連銘柄もそうだ」と語った。

  西欧の主要株価指数の中ではイタリアのFTSE・MIB指数の上昇率が首位で、2カ月ぶり安値から反発。12月4日の国民投票で憲法改正が承認されてもレンツィ首相が辞任を検討しているとの報道を、イタリア首相府が否定した。国民投票で政治と金融をめぐる安定が損なわれるとの懸念から、同指数は月初来で3.3%下落した。これに対し、ストックス600指数は上げている。

原題:Europe Stocks Advance Amid Thin Trading Before OPEC, Italy Vote(抜粋)

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