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米GDP:7-9月改定値は3.2%増に上方修正-個人消費が良好

7ー9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正された。成長の原動力である個人消費が良好だった。

  米商務省が29日発表したGDPは前期比年率3.2%増と、2年ぶりの大幅な伸びとなった。速報値は2.9%上昇。ブルームバーグがまとめた予想中央値は3%増だった。

  企業の投資は引き続き低迷したものの、力強い労働市場の改善と個人消費が景気を支えた。GDP統計を受け、12月の米利上げシナリオが一段と強まると可能性が高い。

Consumer Power

  アメリプライズ・ファイナンシャル(デトロイト)のシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は「経済成長は今後も消費に大きく依存するだろうが、消費者はそれをけん引できる立場にいる」と述べ、「全体的には明るい見通しを示唆している」と続けた。

  経済の約7割を占める個人消費は2.8%増と、速報値の2.1%増から修正された。住宅投資は4.4%減と、速報値の6.2%減から上方修正された。一方、設備投資は速報値から下方修正された。

  改定値から発表される企業利益は税引き前ベースで前期比6.6%増。前四半期は0.6%の減少だった。前年同期比では2.8%増と、6四半期ぶりに前年比がプラスとなった。

Tennessee's Largest City Ahead Gross Domestic Product Figures

米メンフィス(テネシー州)のダウンタウン

Photographer: Andrea Morales/Bloomberg

  
  純輸出のGDPへの寄与度は0.87ポイントに上方修正された。速報値では0.83ポイントの寄与度だった。上方修正は大部分が大豆の輸出増によるもので、加速が一時的なものである可能性が高いことを示している。

  GDPの項目別で特に変動の大きな在庫と貿易を除く国内最終需要は前期比年率1.7%増と、速報値の1.4%増から修正された。

  企業の機器投資は4.8%減と、速報値の2.7%減から下方修正され、GDPへの寄与度は0.28ポイントのマイナスとなった。前四半期の機器投資は2.9%減少した。

原題:U.S. Third-Quarter Growth Revised Upward on Consumer Spending(抜粋)

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