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きょうの国内市況(11月29日):株式、債券、為替市場

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●TOPIX13日ぶり反落、米金利上昇と円安の勢い一服-下げ幅は限定

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  東京株式相場は、小幅ながらTOPIXが13営業日ぶりに反落した。米国長期金利の上昇が一服したほか、海外金融株安の流れもあり、保険や証券など金融株の一角が下落。為替市場では円安の勢いが鈍り、輸送用機器や機械など輸出株、鉄鋼など素材株も軟調だった。

  TOPIXの終値は前日比1.01ポイント(0.1%)安の1468.57、日経平均株価は49円85銭(0.3%)安の1万8307円4銭となった。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「日米の株高やドル高・円安が急ピッチで進み、米次期政権に対するいいところ取りの動きがいったん終わった」と指摘。石油輸出国機構(OPEC)総会での減産合意の有無により市場マインドが大きく変わる可能性もあり、「短期的に持ち高整理の売りが出るのはやむを得ない」とも話した。
  
  東証1部の売買高は19億5601万株、売買代金は2兆3081億円。値上がり銘柄数は824、値下がりは1020だった。

  東証1部33業種は鉄鋼、保険、証券・商品先物取引、ガラス・土石製品、その他金融、輸送用機器、情報・通信、機械、その他製品、精密機器などが20業種が下落。水産・農林や鉱業、化学、食料品、空運、不動産、陸運、海運、銀行など13業種は上昇。

  売買代金上位ではファーストリテイリングやスズキ、野村ホールディングス、第一生命ホールディングス、東京海上ホールディングス、ライオンが安い。半面、パナソニックや東芝、花王、信越化学工業、JR西日本、ユニ・チャーム、良品計画は高く、野村証券が投資判断を上げた古河電気工業も買われた。

●債券上昇、2年入札順調で中期堅調-超長期ゾーンも買い優勢に転じる

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  債券相場は上昇。前日の米国市場で債券高・株安となったことに加えて、この日実施の2年債入札が順調な結果となったことが買い手掛かり。超長期ゾーンはスピード調整で軟調に推移していたが、午後に入って買いが優勢の展開に転じた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比5銭高の150円65銭で取引開始。いったん150円57銭まで伸び悩んだが、2年債入札の結果発表後に水準を切り上げ、150円67銭まで上昇。結局は3銭高の150円63銭で引けた。

  大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジストは、「2年債は入札が強かったので堅調に推移している。一方で、5年近辺はやや重い感があり、2年から5年ゾーンはスティープニング方向」と述べた。超長期債については、「オペも入ってくるのでそんなに大きく崩れるイメージはない。しっかり推移してもいい状況」との見方を示した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前営業日午後3時時点の参照値と同じ0.01%で開始し、その後は0.5ベーシスポイント(bp)高い0.015%を付けた。一方、2年物の370回債利回りは2bp低いマイナス0.175%まで買われた。

  超長期債は売り先行後に戻した。新発20年物の158回債利回りは一時1bp高い0.46%を付けた後、0.44%に下げた。新発30年物の52回債利回りは1.5bp高い0.58%を付けた後、0.56%に低下した。

  財務省がこの日実施した2年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円51銭と、市場予想の100円50銭5厘をやや上回った。応札倍率は4.27倍と前回の4.41倍から低下。小さければ好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は4厘と前回と横ばいだった。

●ドル・円は112円前後、OPECやイタリア国民投票警戒で上値は限定

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=112円前後で推移。米金利の低下に伴うドル売り圧力が和らいだ半面、30日開催の石油輸出国機構(OPEC)総会や週末のイタリアの国民投票をめぐる不透明感が上値を抑えた。

  午後3時21分現在のドル・円は前日比ほぼ横ばいの111円99銭。朝方に111円63銭まで下げた後、112円25銭まで持ち直したが、その後伸び悩んだ。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部・戦略トレーディング課の池島俊太郎課長は「基本的にはトランプ次期政権に期待した相場はまだ続くとみられるものの、目先は米雇用統計やFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて時間的もしくは価格的な調整が続きそうだ」と指摘。「恐らくOPEC総会までは調整が続き、その後米雇用統計を控えて徐々に底固めから戻していく感じになるだろう」と話した。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.06ドル台前半から一時1.0589ドルまで弱含み、同時刻現在は0.1%安の1.0607ドル。ユーロ・円相場は1ユーロ=118円56銭と3営業日ぶり安値を付けた後、118円台後半でもみ合いとなった。
  

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